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2 0 1 8年 4 月 9 日
株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
広島市信用組合
(証券コード:-)【据置】
長期発行体格付 A
格付の見通し 安定的
■格付事由
(1) 広島市に本店を置く資金量約 5,900億円の地域信用組合。厳しい環境下にあって、貸出金残高を業界平均
よりも大きく増加させつつ高い収益力を維持し、業容を拡大してきている。経営トップの強力なリーダー シップのもと、経営資源を預貸業務へ効率的に集中しスピーディーに融資可否の判断を行うなどの、当信 組のビジネスモデルに対する評価が格付を支えている。今後の格付上のポイントは業容拡大に応じた経営 体制の強化と考えている。また、コア資本比率の改善も一段の信用力向上に向けた課題であるが、最終利
益が拡大傾向にあり、JCRは、その素地が整いつつあるとみている。
(2) コア業務純益は18/3期で16期連続の増益となった模様。今後も貸出金利回りの低下圧力は続くなか、貸
出金残高の増加や預金利率の引き下げが寄与し、堅調な業績を維持可能と JCR はみている。ミドルリス
ク先に対する積極的な取り組みやスピーディーな融資可否の回答などを背景に、貸出金残高を大きく伸ば してきている。しかし、貸出金利回りの水準は他の地域金融機関と比べて高いものの、競合の激化などに より利回りの低下ペースが速まってきた。足元ではミドルリスク先での利回りの確保に、従前以上に注力 しており、その成果を注視していく。投資信託など預り資産の販売を手掛けておらず、また、保有する有 価証券は少額なため、株式や債券の市況変動による損益への影響は軽微である。
(3) ミドルリスク先への貸出を引き続き積極的に行う方針であり、一定の開示債権の発生および与信費用の計
上は避けられない。ただし、不良債権のオフバランス化を積極的に行ってきたこともあり、金融再生法開
示債権比率は 2%台後半(部分直接償却は未実施)と低い。自己査定抽出基準の厳格化を進めたことなど
で引当は厚みを増しているが、その中で与信費用は減少してきた。今後も与信費用が減少していくと JCR
はみており、その実績を確認していく。
(4) 貸倒引当金などを調整後のコア資本比率は 8%台後半。貸出金残高増に伴うリスクアセットの増加は続く
とみられるが、与信費用の減少などで内部留保蓄積のペースが速まっており、コア資本比率の低下に歯止 めが掛かかりつつある。
(担当)大山 肇・大石 剛
■格付対象
発行体:広島市信用組合
【据置】
対象 格付 見通し
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2018年4月5日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:松村 省三
主任格付アナリスト:大山 肇
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に「信用格付の
種類と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014年11月7日)、「銀行等」(2014年5月8日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 広島市信用組合
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCR の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCR が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・格付関係者が提供した監査済財務諸表
・格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
JCR は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NRSRO 登録状況
JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の4クラス
に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-7(a)
項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJCRのホームページ(https://www.jcr.co.jp/en/)に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■本件に関するお問い合わせ先